二重まぶたに憧れて整形を検討する方は年々増えています。しかし「埋没法と切開法、どちらが自分に合っているか分からない」「術後のリスクが心配」と感じている方も多いのではないでしょうか。二重整形は美容外科手術の中では比較的ポピュラーな施術ですが、切開を伴う手術であることに変わりはなく、十分な情報を得たうえで判断することが大切です。本記事では、二重整形の主な種類(埋没法・切開法)の特徴・違い・リスク・自分に合った選び方について、日本美容外科学会(JSAPS)などの信頼性の高い情報源をもとに解説します。
Contents
二重整形の基本|埋没法と切開法の仕組み
二重まぶたができる仕組みと整形の原理
二重まぶた(重瞼:じゅうけん)とは、目を開ける筋肉(上眼瞼挙筋:じょうがんけんきょきん)の動きが皮膚の特定のラインに伝わることで生じる折り目のことです。一重まぶたの方はこの連続性が弱く、皮膚に折り目が生じにくい状態にあります。二重整形は、この上眼瞼挙筋と皮膚の間に連続性を作り出すことで二重まぶたを形成する手術です(日本美容外科学会 JSAPS)。現在主流の術式は「埋没法(まいぼつほう)」と「切開法(せっかいほう)」の2種類であり、それぞれのまぶたの状態・ライフスタイル・希望する仕上がりに応じて選択します。どちらが優れているということではなく、個人の目の状態や目的によって最適な方法が異なります。手術を検討する際は、形成外科専門医や実績ある美容外科医による十分なカウンセリングのもとで、医師とともに術式を決定することが非常に重要です。なお、二重整形は一般的に健康保険の適用外(自由診療)であり、眼瞼下垂(がんけんかすい)などの機能的問題がある場合のみ保険が適用されるケースがあります。
埋没法(まいぼつほう)の特徴とメリット・デメリット
埋没法は「切らない二重整形」として知られ、まぶたを切開せずに極細の医療用糸を使ってまぶたを内側から2〜3か所留めることで二重のラインを作る施術です。メスを使用しないため、腫れや内出血などのダウンタイムが比較的短く、個人差はありますが術後2日〜1週間程度で落ち着くことが多いとされています。施術時間は15〜20分程度と短く、費用も切開法に比べて安価で(一般的に10万円前後が目安)、初めて二重整形を検討する方に向いているとされています。また、早期であれば糸を抜去することで元の状態に戻すことも可能です。一方で、埋没法には取れやすいというデメリットがあります。日本美容外科学会(JSAPS)によれば、まばたきや目を開く動作の繰り返しによって糸が掛かっている部分の組織が少しずつ切れていき、二重が消えていく可能性があります。まぶたが厚い・脂肪が多い・広い二重幅を希望する場合は、埋没法では安定した二重ラインを維持しにくいことがあります。また、糸がまぶたの中に残ることで、まれに痛みや角膜・結膜の炎症の原因となる可能性も指摘されています(JSAPS)。なお、効果の持続には個人差があります。
切開法(せっかいほう)の特徴とメリット・デメリット
切開法は、希望する二重のライン上をメスで切開し、余分な脂肪や組織を取り除きながら上眼瞼挙筋と皮膚の連続性を直接作り出す手術です。皮膚を切開するため二重ラインは半永久的に維持されやすく、まぶたが厚い方・埋没法で安定しなかった方・幅の広い二重を希望する方にも対応できるとされています。切開法では全切開(ぜんせっかい)と部分切開(ぶぶんせっかい)の術式があり、それぞれ切開の範囲や特徴が異なります。デメリットとしては、切開を伴うためダウンタイムが長く(腫れ・内出血が2〜3週間程度続くことがある)、抜糸は術後5〜7日後に行われます。費用は埋没法に比べて高く(一般的に20万〜40万円程度が目安)、一度切開すると元のまぶたの状態に戻すことが難しいという点も重要なデメリットです(日本美容外科学会 JSAPS)。また、不自然な幅での切開や過剰な組織切除によって「ハム目(不自然な食い込みがある二重)」「眠そうな目」などの仕上がりになるリスクもあるため、事前のカウンセリングで医師に詳細を確認することが不可欠です。なお、手術に伴う腫れ・内出血・傷跡・感染などのリスクは必ず伴います。個人差があるため医師に確認してください。
後悔しない二重整形の選び方とリスク管理
自分に合った術式を選ぶポイント
まず「自分のまぶたの状態を正確に理解すること」が最も大切です(日本美容外科学会 JSAPS)。まぶたの厚み・脂肪の量・皮膚のたるみ具合・目の開き具合(眼瞼下垂の有無)などによって、埋没法が向いているか切開法が向いているかが変わります。一般的な目安として、以下のような基準が参考になります。まぶたが薄く、二重にしやすい状態の方・ダウンタイムをできるだけ短くしたい方・手術の結果に不安がある初めての方・元に戻せる選択肢を持ちたい方には埋没法が向いているとされています。一方、まぶたが厚く脂肪が多い方・過去に埋没法が取れた経験がある方・安定した二重を長期間維持したい方・まぶたのたるみや余分な皮膚が気になる方には切開法が向いているとされています(水の森美容クリニック)。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、最終的には担当の医師が実際のまぶたの状態を診察したうえで判断することが重要です。「希望の二重ライン」だけでなく「自分のまぶたに無理がないか」を確認するために、複数のクリニックでカウンセリングを受けることも検討してみましょう。
二重整形のリスクと注意すべき副作用
いずれの術式でも、手術に伴う一般的なリスクとして以下が挙げられます。腫れ・内出血・むくみ・痛みは術後の一般的な反応で、時間の経過とともに改善していくことがほとんどです。しかし、左右差・感染・傷跡の目立ち・イメージとの違いなど、満足のいく結果が得られない場合もあります。埋没法では「糸の緩みや取れ」「糸玉が目立つ」「皮膚の凸凹」などのトラブルが報告されています。切開法では取り返しがつかない変化が生じるため、術前のデザイン確認が非常に重要です。特に「幅が広すぎる二重」や「脂肪・眼輪筋の取り過ぎ」はハム目や眠たそうな目になるリスクがあるため、自然な幅の範囲内で検討することが推奨されています(金沢顔のクリニック)。また、美容外科業界では不必要な施術を勧めるクリニックも存在するとされているため、カウンセリング時に「今の自分に本当に必要な手術か」を医師と十分に話し合うことが大切です。手術を受ける際は、資格を持つ形成外科専門医や実績ある医師が在籍するクリニックを選ぶことも重要なポイントです。なお、施術効果・ダウンタイムの期間・リスクの程度にはすべて個人差があります。
術後のケアとダウンタイムを乗り越えるポイント
手術後の過ごし方も、仕上がりや回復速度に影響を与えます。術後の安静と適切なアフターケアが重要です。埋没法では術後2日程度からコンタクトレンズ・メイクが可能になることが多いです。切開法では抜糸(術後5〜7日)が終わるまではコンタクトレンズの使用は難しく、入浴・激しい運動なども一定期間控えることが推奨されます。まつ毛エクステは施術から1か月間は控えることを推奨されているクリニックもあります(品川美容外科)。術後1か月・3か月などの定期検診を無料で実施しているクリニックも多く、気になる点は遠慮なく医師に相談することが大切です。また「腫れが完全に引いた状態を最終的な仕上がりとする」という認識が重要で、術直後の状態だけで結果を判断しないようにしましょう。切開法の場合は完成まで3〜6か月程度かかることが多く、焦らず経過を観察することが大切です。不安なことや気になる変化があれば、自己判断せずに速やかにクリニックに相談してください。なお、すべての情報は参考であり、個別の判断については必ず担当医師にご相談ください。
まとめ
二重整形は「埋没法」と「切開法」の2種類が主流であり、それぞれに向き・不向きがあります。埋没法は切らずに行えダウンタイムが短い反面、取れるリスクがあります。切開法は半永久的な効果が期待できますが、一度切ると元には戻せないため慎重な判断が必要です。後悔のない選択をするためには、まず自分のまぶたの状態を正確に理解し、実績のある専門医との十分なカウンセリングを経て手術に臨むことが最重要です。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の手術の適否については必ず担当医師にご相談ください。施術の効果・リスクには個人差があります。
参考サイト
一般社団法人 日本美容外科学会(JSAPS)「二重の手術」
品川美容外科「二重埋没法と二重切開法の違い」
水の森美容クリニック「二重整形の種類を紹介!埋没法と切開法の違いや特徴も解説」
顔のクリニック金沢「埋没法と切開法どちらが良いの?二重整形の選び方」